烏帽子はなぜ廃れたのか?
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烏帽子の変遷
『烏帽子』は、かつて薄い絹や麻で作られ、漆を塗って柔らかい形状を保っていましたが、平安時代の終わり頃、鳥羽上皇の時代に入ると、強い装束の流行に伴い、漆で固めた紙製の硬いものが登場しました(注3)。
さらに、鎌倉時代になると、こうした硬化した『烏帽子』は不安定だとされ、機能性重視の狩装束や武家装束に合わせて、先を折り曲げた「風折烏帽子」が誕生することとなります。
烏帽子はなぜ廃れたのか?
『烏帽子』は、かつて薄い絹や麻で作られ、漆を塗って柔らかい形状を保っていましたが、平安時代の終わり頃、鳥羽上皇の時代に入ると、強い装束の流行に伴い、漆で固めた紙製の硬いものが登場しました(注3)。
さらに、鎌倉時代になると、こうした硬化した『烏帽子』は不安定だとされ、機能性重視の狩装束や武家装束に合わせて、先を折り曲げた「風折烏帽子」が誕生することとなります。